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杉山 裕一朗

愛知県

安城更生病院

新生児科

コメント

日本の低ホスファターゼ症のお子さんは胎児期、または生まれてすぐから症状が出るかたが多いことが判ってきています。このため、一番初めは新生児科医が診させていただくことも多いと思います。低ホスファターゼ症の症状は骨の変形やもろさだけではありません。呼吸がうまくできない、けいれんを起こす、頭蓋骨がうまく大きくならない、歯が抜けてしまうなど様々で、診療には新生児科医だけでなく、小児内分泌や小児神経、整形外科、耳鼻科、歯科、遺伝科の先生などいろいろな科の先生との連携が必要です。
酵素補充療法もできるようになり、早期診断や呼吸の手助けなどの初期治療、その後の必要な治療への橋渡しまで行っていきます。また、病院を退院されたあとも発達発育をフォローアップしていきます。素晴らしい治療ができるようになりましたので、どうか、お子さんたちが少しでも健やかでいられるよう、お手伝いが出来たらと思います。よろしくお願いします。