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折茂 英生

先生紹介

東京都

日本医科大学

医学部

名誉教授

コメント

HPPの「遺伝子診断」を初めて行ってから25年以上が経ちました。当時HPP重症型は「不治の病」でしたが、今日までにHPPの研究は進みました。特に、ストレンジックの使用が始まって、治らなかったこの病気が治るようになったのは素晴らしいことです。けれどもまだわからないこと、改善しなければならないことは多く、もっと負担の少ない治療法の開発も必要です。また、アルカリホスファターゼ自体の研究もさらに進める必要があります。
最近の研究からアルカリホスファターゼは骨粗鬆症や慢性腎臓病での血管石灰化に関係があることがわかってきました。神経細胞での働きも十分には解明されていません。これらの研究が進むことはHPPの治療やケアに必ず役立つと思います。私は大学を退職しましたが、幸い元気でおりますので、いくつかの共同研究に関わっており、今後も研究を進めていくつもりです。